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考察No.50



会社をたたんだ後の謎の入札



事件から半年以上が経ち、賢一さんは舞ちゃんの捜索に集中するため、自身の建設会社の従業員10人の再就職を決めると、会社をたたみ、妻子と別居した。

そして、証拠をつかもうと1年間にわたりKを監視し続けたが、具体的な手がかりはなにもつかめず、Kの顔を見るのも嫌になった賢一さんは監視をやめ、妻子を呼び戻した。

ということは、事件発生が1991年7月なので、単純に考えて1992年1月頃に会社をたたみ、そこから1年間の1993年1月までKを監視したことになる。

ところがである。

なぜか廃業したはずの石井建設が1992年3月から相次いで公共工事を入札して仕事を請け負っている。


1992年入札
3月→道路工事
4月→農業用施設工事
7月→道路工事
7月→道路工事
8月→道路工事
8月→道路工事
8月→道路工事
9月→凍雪害防止工事
10月→道路工事


なぜ??

廃業したのでは?

ちょうどKを監視している真っ只中なのでは?

もしかしたら、事業を再開したのかもしれない。

実際に1992年12月に自宅前道路の拡幅工事に伴い自宅を取り壊しているが、その際に自宅跡地に「プレハブの仮事務所」を建てたという報道がなされていた。しかも、事件発生時に「専務」という肩書きだった賢一さんだが、この時は「役員」という紹介がされていた。



この件についてはもうちょっと調べたいと思います。


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考察No.49



返してくれるのなら恨まない



ヨシ子さんは舞ちゃん失踪から半年目を迎えた心情を次のように明かしていた。

「生活の中で、つい舞の名前を呼んでしまうことがある。しかしそこに娘の姿はなく、現実に引き戻されてしまう。我が子であるはずなのになぜ会えないのか。ただじっと待つしかないのだろうか」



また、舞ちゃんを連れ去ったとみられる何者かに向けて次のように訴えかけた。

「犯人は何の目的で舞を連れて行ったのか。私たちに対して何らかの行動を起こしてほしい。舞をかえしてくれるのであれば、誰も恨んだりしない」



もちろん自分の愛娘を連れ去った犯人を恨まないわけがない。

しかし、ヨシ子さんは恨みという感情を超えて「なぜ連れて行ったのか」というやるせなさや、真相を知りたい思いが強くなっていたのかもしれない。


違う見方をすれば、
疑っているKに向けて「真実を話せば許す」というニュアンスを込めて、取引を持ちかけているようにも感じる。


考察No.48



そそくさと実家へ戻ったK


警察の取調べから解放されたKはその後給料を受け取りに来ただけで、実家へ戻ってしまったという。


帰宅後いきなり警察に連行され、参考人として捜査官から2週間にわたり取調べを受けたあげく、賢一さんからも疑惑の眼を向けられ、いたたまれなくなったのかもしれないが、そのまま給料を受け取っておさらばとか、いくらなんでも薄情すぎる。



せめて一緒に捜索活動に参加するなどして協力しようとか考えなかったのだろうか。



犯人じゃないのだから、身の潔白を晴らす行動をしてほしかった。



約半年間とはいえ、石井家にお世話になっていたし、何より一つ屋根の下で暮らしていた女の子が忽然と消えてしまったのに、何か思うことはなかったのか?



仮に何者かが玄関から舞ちゃんを連れだしたとしたら、1階玄関を無施錠にして外出したKは責任を感じなかったのか。



そもそも日頃の行いと事件当夜の行いが悪く、もっとも怪しく感じられる。やはり誰が見ても分が悪く、真っ先に疑われるのもやむを得ない。もしこれが推理小説であれば完全にシロなんだけどな(もっとも怪しい人物は犯人ではない)。

でもね、タクシー運転手と客引きの証言というアリバイがある。推理小説であればこちらはクロの可能性が高い(アリバイのある人物が犯人である)。


※私は記憶が薄れていて覚えていないが、賢一さんたちと共にKもテレビの公開捜索番組に出演していたらしいので、もしかしたら情報があがってこないだけで、実際のところKも捜索に協力していたのかもしれない。そうだとしたらごめんなさい。


考察No.47



子供の証言


舞ちゃんと一緒に寝ていた女の子2人は、舞ちゃん失踪後に刑事から事情聴取を受けていたが、何も答えられなかった。しかし、2ヶ月くらいして、少しずつ当時のことを話し始め、その中でヨシ子さんは重要ともとれる証言を聞いた。

それは
「Kの部屋でゲームで遊んでいたとき、Kが舞ちゃんに夜の12時に一緒に遊びに行こうと言っていた」
という証言であった。

無論そのことを警察に伝えたヨシ子さんだったが、
「子どもの証言だし、親たちが引き出させたんだろう」
とも言われてしまい、捜査してくれなかったという。



ヨシ子さんの言うことが本当であれば、警察(もしくは検察)はなぜ捜査しなかったのか?



刑事訴訟法第143条によると、「裁判所は、この法律に特別の定のある場合を除いては、何人でも証人としてこれを尋問することができる」としており、子供でも証人の資格があることが定められている。

ただし、子供の証言の信憑性の判定について、裁判所では明確な判定基準がなく、裁判官の判断に委ねる手法がとられているのが現状らしい。


それでも、警察(もしくは検察)がその後も時間をかけてでも聞き取り調査をしていれば、Kに関する情報に限らず、何か貴重な証言が得られたかもしれないし、女の子たちの供述調書を作成しておけば、万が一裁判になった時に証拠として認められる可能性はゼロではなかったはずである。


確かに質問の仕方によっては、子供は容易に誘導されてしまい事実と異なる証言をする可能性は大いにあり、Kを疑っていたヨシ子さんが聞いた証言だけあって証言の信憑性が損なわれたとも思える。


しかしながら、事件から1ヵ月が経過しても有力な情報や手掛かりが乏しいなか、捜査陣は焦りといらだちをみせていたのは事実。
当時の警察署長は
「どんな些細な情報でも連絡してほしい」
と報道などで度々述べていたくせに、なぜヨシ子さんに邪見な対応をとったのか理解に苦しむ。


そうは言いつつ、そのことについて密かに捜査していたが、検察に証拠不十分と判断されたというオチかもしれないけど。


ちなみに、
舞ちゃんと一緒に寝ていた女の子2人の証言について問われたKは、「ふーん」と言って取り合わなかったという。



「ふーん」ですか。。。


考察No.46



3つ目の玄関



舞ちゃんの自宅には1階と2階に玄関があるが、実は1階にもう1ヵ所玄関があった。


そこは北側の道路に面しており、祖父母の部屋に通じていた。


しかし、そこは祖父母のベッドでふさがれており、人の出入りはできない状態であった。